読書「世界2.0 メタバースの歩き方と創り方」「メタバースとは何か」
今日は2冊
「世界2.0 メタバースの歩き方と創り方」
メタバースを歩こうとか創ろうと思っていなかったもので、実感が得にくかった。でも、とても刺激的な領域で、ワクワクしている人が多いのだろうなと思った。
何がどうなるのか、自分には全然見えないので、漠然としているが、強いエネルギーを感じた。
でも、自分が創ろうと思っていないから、途中から他人事のような疎外感を感じてしまった。
「メタバースとは何か」
本書の題名の通りの質問「メタバースとは何か」に対して答えるのが本書。すなわち、「メタバース」について説明するのは、現時点で、そう簡単ではないと言うこと。そして本書では「メタバース」を「現実とは少し異なる理で作られ、自分にとって都合がいい快適な世界」と定義して話を進めていく。
この定義をもってしても、いろいろな形がありうる。そしてどのような形が「標準のメタバース」になるかは、まだ決していない。そしてGAFAMをはじめとする多くの企業がプラットフォーマーを目指している。(プラットフォームという点で言うと、この本を読んでいた頃、保険診療関係の仕事をしている時、そのプラットフォームとなるシステムをA社が提供していることを知ってびっくりした。)
単なる現実逃避としてのメタバースではなく、積極的な意味を持ちうるのだと言うことがよくわかったし、将来、現実とメタバースの両方を生きることが普通の時代が来るのかもしれないと思った。
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