メディカルコーディネーター第7期
9月に入り、以前ここで紹介したメディカルコーディネーターの第7期生が2名が入職しました。入職と言ってもまだ仮採用です。これから約3ヶ月の研修を経て、順調に行けば12月に本採用が決定されます。
初日はオリエンテーションが中心でしたが、それを皮切りにこれから2週間、各部署の見学や座学、先輩達とのミーティング等が続きます。
まず、どういう部署があるのか、どこにあるのか、何をしているのかなどを知っていただかねばなりません。病院と一言でいっても、1200床もある大学病院だと色々な部門に分かれて全体が成り立っています。MCが関係する可能性のある部署として、外来、病棟、薬剤部、医事課などを見学していただきます。
また、座学では、具体的には電子カルテの使い方に始まって、画像検査、生理検査、血液検査、輸血、リハビリテーション、介護保険、医療福祉や看護相談などの相談業務、入院病床のコントロール、治療研究などで、多岐にわたりますが、On the Jog Training(OJT)を基本としているので、実際的な内容を重視した講義が中心となっています。
医学用語講義もありますが、医療に関連する業種の経験がない方にとっては未知の言葉が次々と登場し、最初は大分戸惑われることかと思います。言葉は最初の壁として立ちはだかることだろうと想像します。ただ、同様のことはどんな業種にもあることだと思います。少なくとも、日本語文法にのっとって語られる文章です。乗り越えることができないものではありません。
そういった種々の障壁については、まだ歴史が浅いとはいえ3年近くの実績を積み上げてきた職種ですので、20人以上の先輩達がいます。そのうちの少なからぬ方々が医療関係とは別の世界から飛び込んでこられた方々です。参考になる話が色々と聞けることと思います。
そういった2週間の研修ののち、さらに2週間、先輩たちについて実地で指導していただきます。それからいよいよ本採用にむけて各診療科へ配属されての研修が行われることとなります。
僕もなれないところがあってバタバタしてしまうかもしれませんが、できるだけサポートしたいと思います。そして3ヶ月の研修期間、頑張って乗り切っていただきたいと思っています。
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