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グリーン券自動販売機

ある日曜日の夕方、僕は特急電車を待ってローカルな駅のホームにいました。

その週末は土曜日の朝から5時起きで、ずっとバタバタしていました。家に帰る前からすでに疲労困憊です。

翌日からの一週間を考えると今日は早めに帰ってゆっくり休みたい。

でも、行きに買った往復チケットは自由席です。ホームに行ってみると、意外にもけっこうな人数の人が並んでいます。

立って帰るのはツライなぁ。

ふと見ると、10メートルほど先に自動販売機があります。『グリーン席』と書いてあります。

ちょっと贅沢だけど、これで座って帰るのもイイなぁ。

そう思ったら、誘惑の悪魔は僕の心をどんどんダークサイドに引きずりこんでいきます。

おっ、スイカで買うらしいぞ。なんか、簡単に買えそう。イイねぇ。

グリーン席は自由席と書いてあります。

??

恥をさらすようで恐縮ですが、指定じゃないグリーン席なんて、そんなのあるんだね。

でも、聞いたことないなぁ。自由席のグリーン車。

でも、でも、どんなに見ても、グリーン席としか書いてありません。まぁ、グリーン車なんてほとんど乗らないからね。知らないだけなんでしょう。

グリーン席。僕のイメージは「一つ上の指定席」。贅沢だけど、広くてゆったり休める。絶対すいているに違いない。

でも、やっぱりチケットをここで買うのは、なにか不安な気がします。駅員さんも周りにはいないし。

でも、でも、そんなことより座って帰りたいんですけど。

と、さんざん逡巡したあげく、

「まぁ、やってみるか。いくらか値段を見てからでも遅くないでしょう。操作がわからなくても、周りに誰もいないから、迷惑かけることもないし、最後はキャンセルすればいいわけだし、電車が車でどうせヒマだし。」

と自動販売機を操作することにしました。(と、確認不十分なまま、安易に進んでしまうのが僕の悪いところ。)

スイカを入れて行く先の上野駅を見ると、950円。

小遣い生活者でも手が届きそうな、微妙にいい値段。

誘惑の悪魔が僕をそそのかします。朝の缶コーヒーをしばらく我慢すればイイじゃないか。おマエはタバコを吸わないんだからたまにこれ位の出費しても大したコトないさ。ランチ二回我慢しろ。などなど、、、。

結局、悪魔に負けて、僕はグリーン券のボタンを押下してしまいました。

座席を選ぼうとしたら、そのままスイカの残高から950円が引かれて終了。

あらら、券売機からスイカが出てきちゃいました。

そうか。自由席なんだもんね。

でも、チケットも出てこないし、何事もなかったかのようです。

スイカのチャージが減っただけ。

ワタシ、ほんとうにグリーン券を買ったのでしょうか?

だんだん不安になってきました。

やっぱり何かがおかしい、そんな気がする。

だいたいグリーン席なのに座席指定ができないなんて、、、。僕の知ってるグリーン席とはやっぱり違う気がする。

横の方に、グリーン席は全席自由席です。満員のこともあります、みたいな注意書きに気づきました。

満員って、あなた、「ひとつ上の指定席」のはずなのに、、、。

ますますオカシイ。

機械に書いてある文字を端から端まで、右も左も後ろも、なめるように読み始めました。

(時すでに遅しってヤツなんですが)

そしてついに、普通列車グリーン券という言葉を注意書きの一文に見つけました。

そしてまさにその時、普通列車がホームに入ってきました。

そして、見つけてしまいました。車両の一つにグリーン車のマークを。

これか!僕が買ってしまったのは!

そういえば改札口のところに特急列車の前に普通列車がくるように表示されてたもんね。このホーム、特急列車と普通列車と共通なんだもんね。

あの沢山並んでた人達はこれに乗るのか、、、。特急を待ってたんじゃないんだ、、、。

言い訳しますが、『普通列車専用のグリーン券販売機』だなんて、どこにも書いてないんですよ!

「グリーン券」としか書いてないんだから。

その注意書きのなかに、普通列車グリーン席という言葉が自然な流れで使われているだけです。

注意書きにだって特急列車のグリーン券を買うことはできないなんて一言も書いてないんだから。

トーシローにとってはグリーン席と言えば特急列車だと思うんですが、、、。

いや、もしかして、僕が浦島太郎なだけでしょうか、、、。

まぁ、しかたありません。

次の特急がくるまでに払い戻そうと思いましたが、ホームには駅員さんの影も形もありません。

急いで改札口まて戻り事情を話しました。駅員さんはスイカと僕の自由席特急券を確認し、何が起きたか理解した様子。払い戻し可能と教えていただきました。でも、払い戻しは、みどりの窓口でしかできないとのこと。

改札口を出してもらってみどりの窓口に行くと、そこは長蛇の列!

なかなか先に進みません。アナウンスがあって特急列車が到着するとのこと。

次の特急は三十分後。

950円をとるか、三十分をとるか、、、。

OK。タイムアップ。

950円は勉強料だと思って窓口をはなれ、ホームへ。特急列車の自由席車両に乗り込みました。

自由席ガラガラ。グリーン車に乗る必要もなくずっと座って東京まで帰れました。

実は僕、こういうパターンでお金を無駄にしてしまうことは、結構あります。いつもなら、家族から怒られる位、簡単に諦めてしまいます。

勉強、勉強。そう思ってます。改めて考えてみると全然進歩していないので、家族がイライラするのはそこなのでしょう。

でも、この日は悔しさがおさまりません。言い訳がましいけれど、あの自動販売機は絶対説明不足だと思います。この点で、自分の注意不足だと納得できなかったんです。

浦島太郎でも間違えないようにちゃんと表記してほしいもんだとか、そんなことをずっと考えながら東京につきました。

電車をおりてから、特急ホームの改札口で駅員さんに、普通列車のグリーン券を間違えて買ってしまった旨を、ダメもとで話してみました。すると駅員さんは、スイカを確認した上で、何事もなく現金で払い戻してくれました。ほっ。

そんなわけでとっても勉強になった週末でした。お金も戻ってきたし、よかった、よかった。

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