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健康診断について

昨日は、実家のあるひたちなか市で健康講座をやりました。

話題は健康診断についてです。健康診断で検査される検査項目についてはみなさんよく気にされているようです。そういう疑問に答える本もよく見かけます。でも、時々、何かが違うような気がするんです。

多くの人は「健康診断」=「健康を診断する検査」とお考えのようですが、僕はそれは違うと思います。

すべての病気の早期診断や、すべての病気の否定を目的としたものではけっしてありません。考えてみれば当たり前ですね。

それでは「健康診断」に何を期待したら良いのか。そんなことが主題でした。

「健康診断」の対局にあるイメージをもつ「検査」を表す言葉として「精密検査」があります。

「精密検査」は「精密」なだけに項目の数は多いし、高価だし、時には入院を必要とします。そんな検査をすべての人に行うわけにはいきません。

「健康診断」はそのような一定の病気が疑われる人、「精密検査」を受けるべき人を拾い上げる検査だと言えます。効率よく拾い上げることができればそれはよい「健康診断」だと言えるでしょう。

ではどういう疾患が疑われる人を拾い上げるべきでしょうか。

1000万人に1人の病気を拾い上げるための「健康診断」はないと思います。効率が悪すぎるからです。効率を良くするためには、多くの人の健康な生活を障害する可能性のある病気が対象になります。

そうすると、メタボ関連と悪性新生物をおさえておけば、非常に多くの人たちをカバーすることができます。実際、そこに目標を絞って「健診」や「検診」が行われています。

健診は比較的一般的な病気を想定し、その予防状況を評価するもの、検診は特定の病気の早期発見早期治療を可能にすることで、重症化予防を目指すもの、と僕は理解しています。   

そして健康診断だけでなく、日頃の食事、運動、体重、血圧管理等を通し、健康を積極的に「管理する」概念を持ち込むことが大切です。

管理するためには漠然とではなく、客観的な指標が必要になります。その客観的データを定期的に得る一つの方法が「健康診断」だと思うのです。

そしてこのデータを継続的に取得し、望ましくないものについては、日常生活習慣の改善、必要な場合には薬物治療も行いながら、望ましい数値に近づけていくことが、「健康管理」につながるのだと思います。

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