がんばったぜぃ
恥ずかしいし、誰も知らないことなので、自分の胸の中だけにしまっておこうかと思ったのですが、、、。
それは冬のある日、いつもと違う行き先、ちょっと複雑な乗り換えを要する出勤の朝のことでした。
しかも、その日はたまたま、家庭の用事を済ませてから行かねばなりませんでした。
朝からかなりバタバタして、子どもをせかし、自分をせかして家を出ました。時間に余裕はないものの、まぁ、余裕を持って目的地にはつけるでしょう。
ホッとして駅まで歩くこと10分弱。
そこまでいって気ががつきました。
「サイフ忘れた!」
やってしまいました。
朝、玄関で靴をはいてからサイフをとりに戻るのは、僕にとって毎朝お約束の行事です。
「ただいまーっ」
と、とりに帰っても、家族は振り向くことすらありません。
いつもはそうやって玄関先で確認するのですが、この日はバタバタしていて確認をし忘れたようです。
「○×△!」
言葉にならない悪態をつき、慌てて誰もいない家にサイフをとりに帰りました。
今度は駅までダッシュ!です。
時間的には相当ヤバいことになってます。本当にヤバい。
駅まで急いでいく道すがら、信号待ちの間にiPhoneの乗り換え検索アプリでどうやっていったら早くつけるのか、調べてみました。
「安い」「早い」「楽(乗り換えが少ない)」など、何通りかの方法が提示されます。
いちばん「早い」路線を利用しても間に合いません。数分遅刻してしまいそうです。
ウーム。
でも、しょうがないもんね。ベストを尽くすしかないでしょう。
で、青信号になったら駅までダッシュ。丁度電車が来ていたのでそれに駆け込みました。
一本前に乗れたかもしれない!間に合うかも!
ほっとする間もなく、もう一回さっきの検索画面を確認します。
「!!!」
反対方向の電車に乗ってしまった!
ウーム。
でも、これまた、しょうがないもんね。
こっち方向からでも乗り換えていけるし、改めてベストを尽くすしかありません。
もう一回検索。
別の経路が出てきました。そうね、これしかないかも、、、。
でも、やっぱり間に合わない、、、。もっと間に合わない、、、。
検索結果の画面を凝視して気がつきました。
途中で同じ区間を別の路線が急行運転しています。そっちに乗り換えられないかしらん?
途中で乗り換えをするように設定して検索し直すと、出てくるじゃないですか、、、。
おっ?
これに乗れるんなら、その次の乗り換えが一本前の電車になります!
間に合うじゃないですか!
なんだよ、始めからこれを表示してくれれば、、、、。
脱力しつつ、気づきました。結果的に利用した路線は、最初に自分の頭の中で考えていたものだったのです。
検索アプリを全面的に信用し、アプリの示すとおりの路線で出勤していたら、遅刻は確実でした。検索アプリには常日頃大変お世話になっていますから、ここで文句を言うつもりはありません。
ただ、便利であるが故に、自分で考えることをしなくなっているかもしれないと思いました。
アプリによる検索はとても便利だけど、そこで示された可能性がすべてではないと教えてられた朝のドタバタ劇でした。
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