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テキサスバーガー。原点回帰と復活しなかったところと

2010年、テキサスバーガーがマクドナルドの Big America 企画の第一弾として登場した時は衝撃的でした。

各店舗で行列&売り切れ続出。

僕も三度目の正直でようやくテキサスバーガーを食べることができました。大きめのパティにベーコン、フライドオニオンを具材とし、バーベキューソースにレリッシュとマスタードを効かせた味は確かにインパクトのあるものでした。(その時の記事は「こちら」)

翌年にも、テキサスバーガー熱は収まらず、「TEXAS2」としてBig America企画に登場します。TEXAS2はテキサスバーガーらしさを継承しつつ、ソースはチリソースに、フライドオニオンはスライスオニオンにアレンジされ新たな方向性の模索が感じられました。(その時の記事は「こちら」)

ただ、TEXAS2は、発売前の期待が大きすぎたためか、初代程のブームとはなりませんでした。

そのためでしょうか、昨年はBig America 企画からは外れてしまいました、、、。

そして一年おいた今年、Big America All Starsとして、過去に好評だったハンバーガーとしてテキサスバーガーが復活を遂げました。

今まで二回リポートしたので、今年もリポートせねばなるまいと、いただいて参りました。

復活したのは、やはり「初代」でした。

改めて思うのは、テキサスバーガーにおけるテキサスの表現です。テキサスについての僕の勝手なイメージは「ビッグなカウボーイ」。確かにこのハンバーガーはそれを表現していると僕は思います。

まず、ビッグマックと同様、具材の間にバンズが入った二段のハンバーガーです。個人的には、ここに、アメリカのなかでも「Big」だと評されるテキサスが表現されていると思っています。ここにバーベキューソースの風味が加わることで、僕の頭の中にはテンガロンハットをかぶったカウボーイのイメージが重なって、「テキサス」が完成します。

今回は2010年に食べたときより、フライドオニオンのサクサクとした食感を楽しむことができました。前回は調理されて時間が経って食べたのだろうか、、、?良く覚えていません。

加えて以前より味が濃くなったと感じたのですが、これは僕の味覚の変化かもしれません。同じメニューの復活バージョンなので、同じレシピで作っているのだろうと想像します。

それ以外の食感、風味、ボリュームは予想どおり。

予想どおりということは、一口食べて 「!」 というインパクトはなかったということ。一方で、それは定番メニューへの道を歩みだしているということなのかな、とも感じました。

そのうち「いつものあれ」になっていくのかもしれません。であれば、毎回初回と同じインパクトを求めてはいけないのでしょう。

ただ一つ、復活しなかったのが包み紙でした。「初代」では星が一個ついていました。

アメリカ50州を象徴する白い星をあしらった星条旗に対し、テキサス州の州旗は白い星を一つあしらっていて、ローン・スター・ステイト (Lone Star State : 一つ星の週)とも呼ばれます。

「初代」を食べた時、

「確かに、本当にテキサスで「テキサスバーガー」が作られたら、包み紙にローン・スターをあしらうかもしれない、、、。」

そう思いました。

そしてその包み紙を見てマクドナルドの「やる気」を見た気がしました。当時、テキサスバーガーと対面するため、マクドナルドを3回来訪したこともあり、あの包み紙は、テキサスバーガーを前にした僕のワクワク感増大に大きく貢献しました。

このローン・スターの包装はTEXAS2で姿を消し、今回も復活することはありませんでした。

正直、ちょっと残念です。やはり食べる喜びというのは、そのものの美味しさに加え、、そのプレゼンテーションも大切ですから。

まさか、テキサス州政府から抗議が来た、なんてことはないと思いますが、、、

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