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Kindleアプリ。残念なこともあったけど、なかなかイイと思います。

話題の電子書籍。Kindleは購入せずに、無料でインストールできるKindleアプリを手に入れて使ってみました。

AmazonのKindle アカウントを取得し、本を購入します。著作権freeの古典も意外に豊富で、それを無料で購入するだけでもかなり楽しめそうです。

手始めに寺田寅彦の「漫画と科学」を購入してインストールしてみました。

寺田寅彦は明治時代の物理学者です。夏目漱石の「吾輩は猫である」に登場する「寒月君」のモデルであったかと思います。彼は科学のみならず、文才に富み、味わい深いエッセイを多数のこしています。たしか、「震災は忘れた頃にやってくる」は、関東大震災後の、この人の言葉だと思います。昔の人ですから著作権フリーでもちろんタダ。漫画は現代のマンガと定義がちょっと違うようですが、漫画と科学の類似点への考察はなかなかに興味深いものでした。

いいですねぇ。なかなかの使用感です。加えて、何しろタダです。

少なくとも、短いエッセイなどを読んだりするのにはとても良いと思いました。

iPhoneでインターネット上の記事を読んだりすることに慣れていることも、Kindleアプリで文章を読むことに違和感を感じない大きな理由のように思います。

では、本はどうだろう?と、「ウェブで政治を動かす!」を購入し、読んでみました。

結論としては「かなりイイ」。

紙の本よりも安い、場所をとらない、iPhoneでもiPadでもイイ、というのがとりあえずの魅力です。iPhoneだったら本当にポケットの中から片手で取り出し、片手で読むことができます。もうちょっと大きな画面で、ということならiPadで読めばいい。iPadで同じ本を開くと、いままでiPhoneで読んでいたページから読み始めることができます。

読んでいる本はKindleアプリを介してAmazonのサーバにアクセスし、登録してある他のデバイスとも自動的に同期されます。同じ書籍が読めるだけでなく、読んだページまで同期されると言うのですから、これは便利です。

そして、読書に特化している事と、設定がそれほど多くない事が魅力です。

設定1 文字と背景の色。白地に黒字か、黒地に白字か、セピア色に黒字にするか

設定2 文字を大きくするか、小さくするか。大きくすれば当然、一ページあたりの文字数が少なくなりますからページをめくる頻度が多くなります。

主な設定はこれくらい。

そして、スゴく便利に思うのが、しおりとアンダーライン、それからメモの機能です。

ページの真ん中をタップすると、機能のボタンがいくつか出てきます。

画面の一番下には横長のバーと丸いボタン。今、自分がどの辺にいるかわかります。イロイロな場所にジャンプする事も可能です。その上には設定のボタン。文字を大きくしたり小さくしたりするボタン。背景と文字の色を変えるボタン(白地に黒字か、黒地に白字か、セピア色に黒字)。

本の形をしたボタン押すと移動の画面になります。表紙、目次、はじめ、特定のページ、これに加え、自分がマークしたしおり、アンダーライン、メモの場所にジャンプできます。

このしおりをはさむのは、画面の真ん中をタップすると、上のほうにしおりマークがでてきますから、ここをタップすることで実行できます。

また、アンダーラインやメモは画面上で文章を選択すると選択がポップアップしてくるので必要なものを選択します。特定の言葉やフレーズをFacebookやtwitterでシェアすることもできるようです。メモを選択すると、文字入力ウインドウが出てきてコメントを入力できます。

メモは上記の「移動画面」でリストとして表示されるので、あとから確認することができます。また、メモしたところは本文中に青いマークが表示されるので、そこをタップして見ることもできます。

辞書をダウンロードすれば、読んでいてわからない単語を選択すると自動的に説明の吹き出しがポップアップします。

しおり、アンダーライン、メモ。いずれも読みながら操作しても、さほど読書の妨げにならない使用感で、大変気に入りました。

ただふたつだけ、残念な事がありました。

一つ目。Mac OS版のKindle アプリがApple storeにあったので、インストールしたのですが、コンピュータをデバイスとして登録できません。

ネットで調べてみたら、日本のアカウントには対応していないとの事。「.co.jp」ではなくて「.com」のアカウントでなくてはならないようです。今のところ日本のアカウントに対応する予定はアナウンスされていないようで、かなり残念。

読みながらひいたアンダーラインやコメントは、一冊の間には、かなりの数に上ります。

iPhoneの小さな画面では、しおり、アンダーライン、メモのリストが巻物のように延々と続く事になります。iPadでもアンダーライン、コメント、しおりのリスト表示ウインドウは小さすぎて全体を俯瞰する事が大変難しいのです。

コンピュータの大画面でリスト全体を眺め、それぞれのページへ簡単にジャンプして読み直すことができれば、あとでその本を再体験する時に大きな助けとなります。

本を読んだ後、もう一回ざっと見直したり、感想文を書いたりするときに、こういう機能があるのは大変便利です。創造的な読書をしようと思えば是非、欲しい機能です。

Mac OS版のKindle アプリ。なんとか日本のアカウントにも対応してもらえませんかねぇ。

二つ目。何がおこったか、自分で把握できていないのですが、、、、。多分、アプリの動作が不安定な時があるようです。

一回だけですが、ずっと縦書きで表示されていたのが、横書きに表示されたことがありました。すぐ元に戻ったので、気にせずに使っていました。その後またおかしなことがおこりました。

本の感想を書くために、しおり、アンダーライン、メモを再確認しようとしたときの事です。Kindleに本が表示されていませんでした。

iPhoneがなにか同期しているみたい、、、、。しばらくして再び本が表示された時、アンダーラインが自分がひいたのとはまったく違ったところにひかれていました。元に戻すことができません。また、本文中の記号をタップしてもコメントが表示されなくなっています。新たに入れたコメントは、記号をタップすればちゃんと表示されるのに、、、、。ズレてしまったアンダーラインやコメントを一括消去するのはどうやったら良いのかわかりません。

iPhoneだけじゃなくてiPadでもよめるぜぃ。読みやすいぜぃ。使いやすいぜぃ。いいぜぃ。と思って喜々としていた時だっただけに、これはかなりショックでした。

今までの努力が、、、、

感想文を書こうという気持ちを立ち上げるのにかなりのエネルギーを要しました。アプリじゃなくて、Kindleで読んでればそんなことはなかったのかもしれませんが、、、。

全体として、とても使いやすく思いました。上記2点も改善されることを期待して、もう何冊かkidleストアで本を購入してもいいかな、、、と思っています。

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