親の心子知らず、子の心親知らず
お風呂でのこと。
娘が風呂のお湯で遊んでいました。
長さ30cm程、直径5cm程のプラスチックの筒の一方を手で塞ぎ、お湯を入れて持ち上げると、指の隙間から水が噴出します。上手に隙間をひとつにすると水は勢いよく遠くまで届きます。
「水鉄砲!」
と言って遠くまで届くところを見せてくれました。
よせば良いのに、僕、ここで理科の実験を始めてしまいました。
水が多い時と少ないときで、水の勢いが強いのはどっちだろう?
隙間が大きいときと小さいときでは?
なんてやってたら、娘に怒られました。
「ダァ(僕はそう呼ばれています)はいつもそうやって勉強の話にしちゃうんだから!私はね、そんなの興味ないの!!」
「ごめん、ごめん。」
そうだね。折角遊んでいたのにね。つまらなくして悪かったねぇ、、、。なんて思っていたら妙なことを言い出しました。
「私だったら、人間が死んだらどうなるか、とかそういうことの方がずっと興味あるの!」
はぁ???
このひとは一体、何を言いだしたの?
「天国とか、地獄とか、、、」
「じゃぁ、自分はどっちに行けると思うの?」
「天国!」
「天国ってどんなところなの?」
「私が行くのはね、肉天国!私の好きな、いろんなお肉がいっぱい食べられるの!!」
?????
そして延々と肉天国の話が続きます。肉じゃが、焼き肉、ソーセージ、とんかつ、かつカレー、、、肉料理を思いつくまま話しています。
だんだん機嫌がなおってきました。嬉しそうにさえ見えます。
その後、本人にとっては様々な天国があって、それぞれが自分の欲望を満たしてくれる天国であるらしいことがわかってきました。
それにしても何がおこったんだ?急に、、、。
話を聞くと、どうも、夕食が発端だったようです。
その日のメニューは肉じゃがでした。彼女の大好物です。
何にも言わないと、彼女は本当に肉ばかり食べてしまいます。なので、指導が入りました。
お肉の前にお野菜をちゃんと食べてね。そのあとご飯と一緒に肉じゃがを食べようね。ニンジンもね。
これがたいそうご機嫌を損ねていたようです。お肉でお腹いっぱいにしたかったのに。
でも、そこは子どものことですから、すぐに忘れてしまいます。
すっかり忘れて水遊びをしているところに、僕がストレスをかけてしまったのですね。機嫌が悪くなって、まず思い出したのが、直近の欲求不満でした。
それを、彼女なりに状況に合わせて筋道を立て、考えたのでしょう。
彼女なりの「理科」で、彼女なりに最も難しい話をつくりました。
それが
「人の生死」→「死後の世界」→「肉天国」
だったようです。
僕の「理科」より「肉天国」の方が、ずっとクリエイティブ(?)で、ずっと楽しい。
完敗です。
子ども版「酒池肉林」の話を聞きながら、自分の無粋を改めて感じたのでした。
« 今朝の『NHK 視点・論点「小児の脳死臓器提供~その次に見えるもの~」』で感じたこと。 | トップページ | 悪魔はね、年寄りなんです。だから年寄りにならないと悪魔の言葉はわかりませんよ。 ーファウストー »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 青春時代(2024.01.20)
- 早くも1週間(2024.01.08)
- 謹賀新年(2024.01.01)
- 気がついたらもう6月(2023.06.01)
- 新年 明けまして おめでとうございます(2023.01.01)
この記事へのコメントは終了しました。
« 今朝の『NHK 視点・論点「小児の脳死臓器提供~その次に見えるもの~」』で感じたこと。 | トップページ | 悪魔はね、年寄りなんです。だから年寄りにならないと悪魔の言葉はわかりませんよ。 ーファウストー »

コメント