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肝臓学会終了。今回はいろいろ反省してしまった、、、。

 金沢で開催された肝臓学会に出席してきました。

 二日間、ずっと肝臓のことばっかり。1000近い発表がありました。それなりに大きな学会で、会場は、石川県立音楽堂、ホテル日航金沢、ANAクラウンプラザホテル金沢、金沢市アートホールに加え、金沢駅前の広場までポスター会場に使っていました。そんなわけで、二日間、金沢駅周辺に肝臓屋さんがあふれていました。

 職場の仲間たちの発表は、観光に行くこともなく(?)全部聞くことができました。発表時間がちょうどいい感じに少しずつずれていたので。僕は、演者が出席できなくなった一演題を代理として発表しました。 

 全体として、とても勉強になりましたし、旧交を温めることもできました。ただ、今回の学会参加では反省するところがあったので、忘れないように反省文を書いておこうと思います。

 反省点は大きくわけて三つです。一つはプレゼンテーション。二つ目は発表の聴き方。三つ目が普段の勉強についてです。

 まずはプレゼンテーションについて。今回、それなりに準備はしたつもりですが、結果的には準備不足でした。

 与えられた6分という時間の中で、スライドをいかに構成し、なめらかにデータをプレゼンするか。インパクトを与える以前に、理解して話についてきてもらう必要があります。今回はデータがやや多かったこともあり、一本調子になってしまった気がします。力任せにしゃべり続けるプレゼンテーションというのは望ましいものではありません。

 質問やコメントを聞くと聴衆は自分が意図したところとは異なるポイントが強く印象づけられたようでした。想定していた質問とは異なるものが多かったようにも思います。言い返したいコメントもありましたが、そう言う印象を与えてしまった時点で、僕のプレゼンに改善の余地があったということです。

 もうすこし緩急をつけ、強調すべき点を明確にしたプレゼンテーションが必要だと思いました。また、そのためには、自分を俯瞰するような視点を持つことが必要だと思います。

 一方で、質問者が並び、議論が熱くなる発表には、演題内容が興味深いだけでなく、プレゼンテーションが知的興味を刺激するようなものが多いと感じました。

 プレゼンテーションが稚拙だと質問する気持ちもなくなります。プレゼンターの意図を正しく理解する努力も大切なのは当然ですが。

 内容さえ良ければあとはどうでもいい、ということではダメだと痛感しました。

 また、聴衆としては、今回の学会では10回質問しようと思って参加しました。

 普段、若い人に質問しましょうと行っている割には、僕自身、大きな学会で質問に立つことが少ない気がしていたことが理由です。

 実際には、挙げ足取りみたいな質問ばかり頭をよぎってしまい、結局5回くらいしか質問できませんでした。しかも、自分がした質問は、後から考えてみると、あまり良くないものが多いと感じています。このため、質問した後、後悔することが多く、質問する気持ちが途中で萎えてしまいました。

 良い質問をするのは難しいものです。

 この点で、今学会のワークショップでは司会者の他にコメンテーターが指名されていて、一演題ごとにコメンテーターがコメントしたり質問したりしました。これは、自分が感じたことと比較できたりして参考になりました。

 また、ワークショップごとの基調講演、特別発言、サマリーセッションなどが設けられ、全体像が見えやすくなるような工夫がされていたように感じました。(一部にはエラい先生の自慢話みたいになってたのもありましたが、、、。)

 全体を通じて、痛感したのは元々の勉強が足りないことでした。普段の知識のインプットが少ないので、新しい知見の評価ができません。非生産的な違和感を遺したまま、そこに積み上げられます。そして忘却の淵に沈んで行きます。せめて、学会参加前に予習しておけばよかったと思ってしまいました。

 と、まぁ帰りの電車の中では反省しきりでした。継続的努力が望まれます。

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