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「アースワークス」はロマンチックなエッセイ集

アースワークス―大地のいとなみ (ちくま文庫) 」ライアル・ワトソンを読みました。子供の国語の試験問題に使われていたので。

アマゾンによれば、筆者はライフサイエンティスト、本書はサイエンス・ファンタジー(SF?)と紹介されています。

読んでみて、科学的というより、ロマンチックなエッセイ集だと思いました。

出版は1980年代。確かにあの頃、超能力に代表されるような超常現象が科学で解明されるかもしれないとロマンを感じた時代がありました。

「科学的」な雰囲気はあります。学術論文よろしく、参考文献が示されています。

そのなかには、

Journal of Parapsychology

なんていう雑誌の論文も挙げられています。この雑誌、今は廃刊になってます。

廃刊になっているから正しくないとまで言うつもりはありません。でも、Parapsychologyが今は流行っていないという店は間違いないでしょう。

Parapsychologyというのは「超心理学」と訳され、現在は一般に「疑似科学」のひとつとされていると思います。

けれど、かつて、「超心理学」を科学にしようとした時代があったのでしょう。それが「Journal of Parapsychology」という雑誌だったのでしょう。

よくわかりませんが、想像するに、それはこう言うことなんじゃないかと思いました。

電波とか電磁波とか、目に見えずに情報伝達できるものがあることがわかり、テレビやラジオなんてものに応用されました。

多分、昔の感覚からすれば、「奇跡」みたいな現象です。

同様に、今までテレパシーと呼ばれてきたものにも、見えない通信方法が存在しているのではないか、超能力にも電磁力みたいな未知の力があるんじゃないか、、、

まぁ、気持ちはわかります。

ただ、それを証明するのであれば、例えば、テレパシーでは情報伝達の直接の担い手を発見せねばなりません。

でも、なかなか見つかりません。

なので、どうしたか。偶然の一致のような超常現象を実例として報告し、以下のようなロジックでつなげるわけです。

「あんなこと(A)も、こんなこと(B)もあった。」

「(A)も、(B)もふつう、ありえないでしょ?」

「(A)や(B)がおこることは、(C)というメカニズムがあると都合よく説明できますよ。」

そこから後は(C)というメカニズムがあるものとして話を進めるわけです。

(C)は話題としては魅力的です。

でも、(A)も(B)もただの偶然の産物かも知れないんですよね。珍しい現象であればあるほど。

いや、そのメカニズムが証明されるかもしれませんが。将来。でも、今のところは、「ロマン」だと思うのです。僕は。

自然への敬意、優しいまなざしを感じながら、ロマンチックでSF?的なエッセイとしてたのしむのがよいと思いました。

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