今日は、入学試験監督をする予定です。みんながんばれー。
受験シーズンまっただ中。
今日は、勤務している大学の入学試験監督をする予定です。
そこで、老婆心ながら、受験前の人がいたら、一つご注意いただきたいことがあります。
昨今の携帯電話を使った不正発覚から、これを疑わせるような事例についての取り扱いが厳しくなっています。
携帯電話が鳴ってしまったりしたら、その場で失格とされかねません。
携帯電話の電源オフは確実にしましょう。
ボタンの長押しが不十分だったためにアラームが鳴って、失格だなんて、後悔しきれませんから。
他の音が出る電子機器にも気をつけてください。
僕が大学受験生だったころにはそんなハイテク機器はありませんでした。
もう、四半世紀以上前の話になります。
浪人が決まった後の帰り道、電車のホームで線路がやけに近く見えましたっけ。
別に飛び込もうと思った訳ではありませんが、なんとなくそんなことを感じながらボーゼンと電車を待っていた記憶があります。
ダメだったからって、命をとられるわけではありません。受験に失敗して自ら命を絶ったという話も、まぁ、ほとんどないでしょう。
でも、受験生はみな、その位真剣なのだと思います。
一年経って、二度目の共通一次試験は大失敗。
動揺を隠せず、うろたえて、予備校で進路相談をうけました。
(現役の時にはイキがって、進路指導なんてバカにしていたのに、情けないもんです。)
その進路指導で
「キミあたりが受かってくれないとツライんだよねぇ。」
なんて、おだて、励まされ、結局、同じ大学を受験しました。
まぁ、幸いにして結果が良かったから、今、こうして思い出話をできるのですが。
この年の帰り道には、一年前の感情をふりかえることなど、全く考えませんでした。
同じホームから、ウキウキでグリーン車の乗車券を買い、うな重を食べながら帰ったんだからいい気なもんです。
まぁ、本当に運が良かったと思います。
かくのごとく、全ての入学試験で毎回、明暗がくっきり分かれます。
今日一日は、彼らにとって明暗を決する戦いです。
暗と出たときのダメージが軽かろうはずがありません。後悔を残すようなことがあればなおさらです。
受験生が後悔を残さず、実力を発揮できるよう、トラブルゼロをめざし、あったとしても最小限ですむよう、注意を払って今日一日、職務にあたりたいと思います。
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