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どうしたら速く走れるんだろう

先日、こんな話を聞きました。

運動会を前に、小学5年生2人が話していたのだそうです。

A「どうしたら速く走れるんだろう?」

B「スネ毛が生えてないとな。」

A「そうだな、、、。」

なかなか笑えますが、本人たちは結構真剣だったようです。

同時にいろいろと考えてしまいました。

彼らへのアドバイスではありません。自分を振り返ってのことです。

まず、現実と観察と解釈と真実について。

B君は恐らく鋭い観察眼の持ち主なのでしょう。

小学校高学年は成長の度合いが子供によって異なっています。中にはすでに第2次性徴が始まっている子供もいます。

その中で、B君が見た友達には、肉体的成長が比較的早く、体が大きく、筋力もあって足の速い子が多かったのでしょう。

そして、小学校高学年ともなると、そのような子の中に、第2次性徴がすでに始まっていて、体毛が太くなってきている頻度が高いことを見いだしたのだと思います。

彼の解釈を間違いとするのは簡単です。

でも、少し考えてみると、あながちハズレてはいません。 当たらずとも遠からず、というところじゃないでしょうか。

彼の言いたいことは、「スネ毛」に象徴されるような肉体的成長のハンディキャップみたいなものの存在だったのだと思います。

だから、微妙に共感することも可能で、笑いを誘う会話となっているのだと思います。

それともう一つ。

この解釈では、彼は、速く走れるようにならないのですね。

「スネ毛」が生えてくるまで。

そして彼のコメントは、あくまで他人との比較の上で自分に足りないものについて語られています。

彼らの悩み、会話における良い点は、その辺に明るさがあることです。

「スネ毛」はそのうち生えてきます。鋭い観察眼を持つB君は、その時またいろいろと考えることでしょう。

でも、僕のように人生の半分(以上?)を生きてきた人間が同じ姿勢でものごとにあたると、そのまま「あきらめ」につながってしまいます。

「スネ毛」はこれ以上生えてこないし、そのまま待っていても足は速くなりません。

だから、ここで安易な楽観的な展望を持つことはできません。

より速く走れるようになるためには、「スネ毛」が生えるのを待つのではなく、フォームをなおすとか、スタートを良くするとか、今ある状況、能力をどう活かすか、それにより自分の可能性をどう広げるか、ということを考えねばなりません。

とりあえず疲れるまでは、そういう視点を持ち続ける努力をしたい、なんて思いました。

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