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忙しさを怠惰の隠れ蓑にしてはいけない

これからサンフランシスコに行ってきます。米国肝臓病学会(American Asociation of Study of the Liver Diseases)出席のためです。一応ポスター発表もします。今回はさすがに急に口頭発表で、、、なんてことはあり得ないのである意味安心です。

それにしても最近、超多忙です。(もっと多忙なひともいるとは思いますが、自分のレベルで、、、)

忙しさの中で、日々のルーチンワークが満足にできない状況があります。

忙しい時、楽になるために簡単かつ、必要なのは、業務の仕分けです。

無駄なことはしない。コレが基本です。

無駄なこと?

プロダクトが出てこないもの。

アウトプットのないもの。

これはムダな事のように思えます。かくして、削られるのは、インプットの作業となります。

この瞬間、アウトプットはあるので、 何となくそれで良いような気がしてしまいます。

この時、心の中に「忙しさ」という隠れ蓑をかぶった「怠惰」が棲みつきます。

アウトプットが次のアウトプットにつながることもあるでしょう。分野によるのかもしれま せんが、これはアウトプットがインプットをかねる場合です。

インプットのない状態が問題です。

アウトプットばかりが続けば、ひとつひとつのアウトプットはちょっとずつ小さくなって行きます。

少なくともインプットの有無を自覚し、ノー・インプットであれば、「多忙である」だけで満足してはいけないと思います。

忙しいときに本質的な努力、自分へのインプット、継続を忘れてしまえば、進歩の停止がまっています。忙しさの帰結が、単なる消耗に終わる事でしょう。

「忙しさを怠惰の隠れ蓑にしてはいけない」と思います。

でも、最近、多忙なあまり、自分が日々消費されているように感じる瞬間が多くあるのが実感です。

先日のイタリアではひどい目に合いましたし、最近疲れがたまってきているので、今回はじっくり学会に参加して、しっかりインプットして、リフレッシュして帰ってこようと思います。

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