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「がん細胞光る試薬」浦野教授のお話を聞きました。これはスゴい技術です。

昨日、報道されているのを目にしました。

東大など、がん細胞光る試薬開発 再発防止に光明

東大など、がん細胞光る試薬開発 1ミリでも発見可能

JSTと東大、スプレーするだけでがん細胞が光り出す蛍光試薬を開発

良くある「マスコミ表現」で、「いつもの話」だと思っていました。

今日、消化器癌発生学会で、この研究をされた東京大学大学院医学系研究所生体情報学分野教授の浦野先生の話を聞くことができました。

特許の問題などで昨日までは話せなかったお話だそうです。このため、研究の全貌をお話する本当に最初の機会だとのことでした。

研究成果の内容を聞いてびっくりしました。

これはスゴいです。0.5mmというようなサイズの癌が、試薬をスプレーで振りかけただけで普通のデジカメで写真が撮れるほど光るんです。

(講演では詳細に説明していただき、自分なりに納得できたつもりでいます。でも、理論的な背景についての説明は割愛します。僕の理解は人に正確に伝えられるほど深いと思えないので。)

全部の癌が光るわけではないようですが、数年以内に臨床の現場を大きく変える可能性があると思います。

まず応用可能性の高いは外科手術からでしょうか。

次は内視鏡手術だと思います。

将来的には胃癌検診、大腸がん検診も大きく変えるかもしれません。

この技術がもう少し進歩すれば、3年目のDr.でも、超高精度の胃がん検診ができるようになる事でしょう。

いや、びっくりしました。

ただ、「予言」がはずれても責任は持てませんけど、、、、。

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