父兄会で学生さんの御父母と面談。汗いっぱいかいた。頑張れ学生さん。
昨日、学生さんのご両親と個人面談がありました。『学年担当』の記事でもちょっと書きましたが、自分が教員である事を実感する行事です。
自分の学生時代についてはこれまでも何度か書いていますが、成績は下位が定位置でした。なにしろ、「可山優三」とあだ名されるぐらいでしたから。
教員なんてほとんど天敵だと思っていた僕が、四半世紀後に教員として働いているのだから、人生、何が起こるかわかりません。改めて不思議な思いです。
加えて、自分がまだ子育て中なのに、御子息を医大に入学させた「先輩」に偉そうなツラなどできようはずがありません。そんな気持ちを持ちながら、面談に向かいました。
面談の前に学生さんの資料を受け取ります。
学務課にはそれぞれの学生さんのこれまでの個人面談の記録が保存されています。僕の担当は5年生なので、過去4年間の記録が、これまで担当になった教員のコメントとして残されています。コメント内容は教員にまかされていますので、たくさん書く人、そうでない人、色々いるようです。
それから昨年度の各科目ごとの授業への欠席率、試験の点数、合格不合格と順位。
目立つのは、優等生タイプの人と、その逆のタイプです。
当然、ご両親が心配されるのは「その逆」の学生さんでしょう。
資料を見ていると、「逆」の人達が目指す状況が数字で見えてきます。つまり、(恐らくは)クラブ活動などに精を出し、授業については可能な限り欠席し、試験は絶妙の低空飛行で通り抜ける。
その辺を見誤って、留年しちゃった学生さんもいます。同じ学年を二度やった学生さんについては、ソコに至る経緯みたなものが、その年の担当教員により詳述されていました。
みんな大変だわ、、、。
そんな資料を見ながら、ご両親と面談。いくつになっても子供は子供。信じつつも、心配されている様子がありありと伝わりました。
教員としてというよりは、彼らのちょっと前、ご両親の後ろを歩いている者として、彼らを刺激できればいいかなぁ、と改めて思いました。
卒業したら絶対「もっと勉強しておけばよかった、、、。」と感じると思うから。
実際、僕はそう感じた(感じている)から。
頑張れ学生さん!
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