国際学会
学会出張でミュンヘンに行ってきました。
昨年は参加しませんでしたが、今の職場に就職してほぼ毎年参加している国際学会です。
国際性を維持すると言う名目のもと、毎年違う国で開催されます。僕が参加したのは米国、チェコ、日本、ドイツとこれが4回目。来年はイタリアだそうです。
初めて参加したときの感想は2006年に「国際学会」という題で書いています。基本的な感想は今でも大きく変わりません。
ただ、日本は別にして、米国、チェコ、ドイツと3カ国を経験してみて思うのは、学会運営にも国の文化が反映されるのだなぁ、という事でした。
今回、ドイツでの開催では、演題申し込みの時から学会場に至るまで、サポートが大変素晴らしく、「さすがドイツ!」と思いました。
何しろちょっとでも不都合があると、すぐにメールが来て、問題点を明らかにし、こちらがそれに対応すると、フレンドリーなコメントとともに、確認した旨のメールが届きます。
アメリカはザクッとしたルールは示してくれますが、あとは自己責任で基本的にはほったらかしのイメージがあります。
チェコの時はこちらのメッセージが伝わっているかどうかすらわからず不安になりました。
これらはあくまで僕のイメージに過ぎませんが。
学会当日も、会場係の人(民族衣装を着ていましたが、恐らくは若い医局員の方)がとっても親切でした。
僕の英語が下手だったからでしょうか。
僕が自分の発表するポスターを掲示する場所を見つけられず、苦労しているところを見ていたみたいで、よってきて
「大丈夫?なんかあったらいつでも言ってね」
と、声をかけてくれました。
声をかけてくれた時には自力で何とか問題解決に至っていたのですが、米国などでそんな経験をした事はついぞありません。
今回のミュンヘンでは、そういうキメの細かさと、ビヤホールで「カンパーイ!!」ってやっているような明るさが共存していたように思います。
日本と似ている所も多々あるような気がしました。医学や法律などの文化を輸入する過程で日本の方が影響を受けたのかもしれませんが、、、。
そんなわけで、学会の用意してくれた観光ツアー以外、殆どただ行って帰ってきただけですが、今度はもっとイロイロ勉強して、再訪したいと思いました。
いつの事になるやらわかりませんが、、、。
« ディッセ腔 | トップページ | 満腹と冷静のはざまで »
「学問・資格」カテゴリの記事
- 神戸日帰り学会参加(2014.10.23)
- And yet it moves. それでも地球は回っている。(2014.03.15)
- 最初と最後の文字だけ合っていれば途中の順番はめちゃくちゃでも、大体ちゃんと読める。(2013.09.01)
- 英文タイトルなどでの大文字小文字の使い分け Title case(2013.06.15)
- 麻布中学「ドラえもん問題」(2013.03.21)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 青春時代(2024.01.20)
- 早くも1週間(2024.01.08)
- 謹賀新年(2024.01.01)
- 気がついたらもう6月(2023.06.01)
- 新年 明けまして おめでとうございます(2023.01.01)
「医学 医療」カテゴリの記事
- 海の見える病院(2024.02.03)
- 4月20日感染制御の日(2022.04.21)
- 医療連携について(2022.02.12)
- 予期せぬ瞬間 医療の不完全さは乗り越えられるか(2019.11.07)
- 背中(2019.05.25)
コメント