もしドラ
今更ながら、ではありますが、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 」通称「もしドラ」を読んでみました。
「萌え」っぽい表紙、あまりに売れているらしい事(すでに90万部以上!)、ドラッカーについて僕が語るなんてとてもできない事、「どうせならもとの本を読んだ方がいいだろう」なんて本格派ぶりたい気持ち、などなどの理由から読まずにいたのですが、友人から勧められた事をきっかけに読む事にしました。
PFドラッカー著の「マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版] 」を下敷きに、高校野球の女子マネが野球部を強くしていく話で、おじさん向け、「マネジメント」の解説つきハウツー本を小説仕立てにしたものです。
とか偉そうに言ってますが、読んでいるときは「フムフム」なんて感心しながら楽しんでました。
「マネジメント」を理解しながら読もうとすれば、何日もかかりそうですが、この本はあっという間に読み終わりました。これで全部理解した気になってはいけないと思いますが、抽象的で難解で敷居が高いイメージのある「ドラッカー」が小説の中で具体論におきかえられ、明日から実践利用できそうな気がしてしまいます。おかげでまた読んじゃいそうです。
やっぱりこの軽さがいいんでしょうね。
それにしてもあきれてしまったのは、自分の涙腺の弱い事。野球、病院、最初っからわかっているような展開でも涙が出てしまうんですから。
著者:岩崎 夏海もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
販売元:ダイヤモンド社
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マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版] 著者:P・F. ドラッカー,上田 惇生 |
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