スケジュール管理に一番いいのはやっぱりiPhone + iCalかな。今のところ。
管理っていうのは、物事を楽に、能率よくするためにするものです。スケジュール管理も同様でしょう。
多分、人によってその方法論は異なっていて、万人にとってベストなスケジュール管理法はないのかな、そんな気がします。
僕が一番長いことスケジュール管理に使っていたのは、当然ながら紙の手帳です。
なかでも手帳の高橋が販売するティーズスリムは使いやすかったです。3年使いました。今でも手帳を買うならティーズスリムを買うでしょう。
まず、縦長の形状、横幅が僕にとってちょうどいい。次に、一ヶ月分が見開きカレンダーとなっている事。同じ曜日が縦に並ぶので、毎週の予定を見やすいので す。カレンダー型のスケジュール帳の弱点はメモを書き込むスペースが少ないことです。ティーズスリムはカレンダーと横書きのノートを見開き2ページごと交互に配置することでこの弱点を克服しています。時間、要点をカレンダー内に書き込み、細かいメモなどは十分なスペースをとって次ページに書き込めばいいわ けです。
でも、字を書くのが苦手な僕は、なんとかして電子手帳等で管理できないかとずっと思っていました。Palm Pilotなんてのも使いましたが、長続きしませんでした。入力、コンピュータとの同期など多くの面で未成熟なところがあったように思います。実際、市場からもほぼ姿を消してしまいました。
その後、使い始めたのが無料ネットスケジューラ(iGoogleのグーグルカレンダー)でした。
ネットスケジューラの便利さは手帳とは全く異なります。個人的な予定や仕事の予定を分類し、必要なカテゴリ の予定のみを表示させたりできるのは、予定が沢山はいっている人には便利だと思います。また、地図をはじめとする、ネット上の様々な情報と用事をリンクさ せたりできるのも便利なところですさらに、ネット環境にありさえすれば、出先からでもスケジュール確認ができます。これらは手帳にない優れた点だと思います。
加えて、仕事のスケジュールを共有することができます。各自がネットスケジューラにアクセスすることにより、連絡不足 がもとで仕事に穴があく危険性を減らす事ができると思います。
でも紙のスケジュール帳を手放すことはできませんでした。
ネットスケジューラには大きな足かせがあるのです。入力、閲覧の両方にネットアクセスが必要なのですね。立ち話をしているときにはスケジュールの確認も入力もできません。毎回プリントアウトするのも気がひけます。
このため、普段は手帳に書き込み、コンピュータの前に座るとグーグルカレンダーに入力し、手帳にも書き込み、、、、という二重管理をずっとしてきました。
その弱点を大幅に改善してくれたのがiPhoneです。
iPhoneを使い始め、モバイルでGoogleカレンダーに入力できるようになってから、紙のスケジュール帳は使わなくなりました。
情報入力のしやすさは手帳の方が圧倒的に優れています。iPhoneでは入力に手間取る事もしばしばあります。そんな時は、いったんメモ書きし、あとで入力することになります。でも、全てのスケジュールを漏らさず紙とコンピュータの二重入力するよりはましだと思っています。
最近では、Googleカレンダーから、Macのカレンダーソフト、iCalにスケジューラを完全に移行してしまいました。
理由は、コンピュータ上でのメールとカレンダーのスムーズな連携です。コンピュータからのスケジュール入力がとっても楽なのです。
これに加えてMobileMeを使うと、そのまま、コンピュータとMobileMeのネットスケジューラー、iPhoneのカレンダーが同期されます。
MobileMeというのは、メール、アドレスブック、カレンダー(スケジューラ)、ギャラリー(写真)、iDiskという仮想ハードディスク上でのファ イルの保管と共有、 紛失したiPhone捜索などが利用できるAppleの有料サービスです。
僕の場合、新たな仕事の予定を入力するとき、多くの場合、メールで連絡が来ます。
MacでiCalを使うと、上記の大半をコン ピュータが判断してくれるので、数回クリックをしてあとはちょっと修正をするだけでスケジュールの入力ができてしまいます。
Googleカレンダーなど、他のサービスの場合、WebブラウザでHPを開き、日付、時間を設定し、件名を入力するという数ステップが必要があります。
楽なだけでなく、写し間違いなどのリスクも低減できて、今のところはiCalによるスケジュール管理にとっても満足しています。
MobileMeはMacユーザーのための有料サービスという点で、多くの人との連携には向きません。でもその分、個人的な情報管理は効率よくできるようになったと思います。
最初に書いたように管理っていうのは、物事を楽に、能率よくするためにするものです。
だからみんな自分の管理法を求め、試行錯誤を繰り返しているのだと思います。
僕の場合、今気に入っているのがiPhone + iCalだということですが、ここに至る試行錯誤そのものを楽しんできた感じもあります。
今の望みはiPhoneで受診したメールからもタップだけでスケジュール入力ができるようになる事ですね。なんとかならんもんかしら。
この試行錯誤、冷静に考えると、失敗も多く、実はかなり能率が悪い気がします。
でも、いろいろやってみるのが楽しくて、それが好きなのですね。
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