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自助論

 
一言で言うと、「昔のビジネス本」という感じです。多くの優れた人物の例を引きながら、「天は自ら助くる者を助く」という有名なテーゼを描き出します。
 
訳者解説によればこの本の原著は1858年ですから、150年前に書かれた本です。明治4年には「西国立志編」として翻訳、出版されたそうです。そう言えば、高校時代に日本史に出てきた事があるような気がします。
 
当時のベストセラーだったのでしょう。 今はビジネス本があふれていますが、当時はこんな本なかったのでしょうね。 江戸時代に育った人たちが、明治という新しい時代を迎え、どのような思いで本書を読んだのだろうか、と思いながら読みました。
 
出てくる例は豊富です。
 
ワット、ベーコン、ファラデー、ニュートン、ジェンナー、リビングストンなど歴史上の大人物の例が数多く出てきます。ミケランジェロやザビエルまで出てくるのにはびっくりしました。150年前、イギリスでは著名だったかもしれませんが、僕などは全く知らない人の例もたくさん出てきます。時代を感じさせるのは、ナポレオン、ウェリントン、グラントなど軍人の例がたくさん出てくるところです。ワシントン米国初代大統領も軍人として登場します。
 
今はビジネス本がたくさんありますが、これほど豊富な例を集めた本はそうないのでは、と思います。
 
一方、読んでいて、これだけビジネス本があふれる現代において、似たような内容を、どこかで聞いた事があると感じるのは仕方のない事だと思います。でも、時系列にそって考えれば、こっちがオリジナルに近いんですよね。
 
また、「不言実行」を最高のものと評価するなど、むしろ「日本らしさ」だと思われているような事が高く評価されている事は注目してよいと思います。本書で言われていることには、「日本人的に」共感できる部分がたくさんありました。
 
150年前、栄華を極めていたイギリスの人達が高く評価した価値観は、地域、時代を問わず、十分通用するものだと感じました。
 
直接関係はないのですが、この本を読んでいて、ずーっと昔、高校の先輩KOさんの披露宴を思い出しました。奥様の御友人が祝辞で
 
「今日はありがたい言葉をたくさん教えていただいて、頭が良くなったような気がしました。」
 
と言われたのです。
 
この披露宴で祝辞を述べた方々が、次から次へと「聖書から『○○』という言葉を贈ります」と祝辞を述べた事を受けてのコメントでした。
 
当時、先輩は東京神学大学の学生でした。今は韓国で牧師さんをしています。
 

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