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コンピュータ時代の診察室

近年、電子化が進み、診療記録がすべてコンピュータに入力されるようになってきました。

手書きが苦手な僕には、基本的にありがたい話です。下手で遅い手書きで記録しつつ、自分や他人の書いた字を解読したりすることに手間取るのは僕にとって辛い話です。コンピュータの操作方法がわかりにくかったりして入力に手間取る方がずっとマシだと思ってしまいます。

また、僕は手書きよりもキーボード入力の方が早い(手書きが遅い)ので問診内容も、キーボードで打ち込んだ方が情報を沢山入力できるという、現実的なメリットもあります。

そんなコンピュータ化された外来診療をしていて感じるのは、ブラインドタッチの重要性です。

僕はコンピュータのモニタと、患者さんに、同じ位の角度で顔を向けられるように斜めに座り、正面にキーボードをおいて診療をします。そうすると、患者さんに顔をむけながら入力することもある程度は可能になるからです。でも、その為にはブラインドタッチが必要になります。これが出来ないと、体と顔はモニタに正対し、視線はコンピュータのモニタとキーボードの往復のみで、患者さんそっちのけになってしまいます。

ブラインドタッチがある程度できても問題がいくつかあります。

ひとつは病院内においてあるそれぞれのコンピュータごとに、Input Methodに記憶されている漢字がちょっとずつ違うこと。使用する頻度の高いユーザーが誰かによって影響されているようです。特に医学用語は特殊な漢字が多いので、言葉によっては漢字を呼び出すのにすごく時間がかかることがあります。でも病院内のすべてのコンピュータに医学辞書をインストールするのは現実的ではないですね。仕方がないとあきらめて、頑張って漢字変換するようにしています。

もう一つは、僕がWindowsの使用に慣れていないこと。以前は「ローマ字入力」から「かな入力」になっただけで立ち往生したりしてました。日本語の漢字変換の仕方などもMacの場合とWindowsの場合では随分違うように思います。少なくとも、MacOSのことえりは、ひらがなで長く入力してから変換をした方が、変換効率が高くなるようにプログラムされています。Windowsではブチブチと変換た方が効率的なようですね。道具の使い方の問題なので、優劣の問題ではないと思いますが。世の中の標準がWindowsなのですから、これも仕方のない事です。

さらに三つ目も仕方のないことですが、僕個人として、JIS キーボードより、USキーボードの方がスキなので、普段はUSキーボードを使用していることです。大分慣れましたが、普段からJISキーボードを使うようにしていれば、仕事の時のタイピングでももう少しストレス少なく入力ができるかもしれません。

最後の一つはキーボードのタッチとマウスの操作性です。これらはキーボードはペンのようなものですから、使用感が悪いと、ミスタイピングが増えたりしてとてもストレスがたまります。以前にも書きましたが、僕の少ない経験ではFUJITSUのキーボードが好きです。個人的にもキーボードはHappy Hacking Keyboard Professional2 墨 PD-KB400B を使っています。コンパクトで打鍵感も良く、大変使いやすいです。テンキーも矢印キーもありませんが、それがない事により、かえって手の移動距離が小さくなり、効率的な入力ができます。

最初の三つは慣れの問題ですが、キーボードに関してはそれだけでも検討に値すると思います。

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