iWork08
iWork08。これはワープロソフトのPages、表計算ソフトのNumbers、プレゼンテーションソフトのKeynoteがパッケージになった、「Apple版Office」です。
Appleは以前から、マックライトII、クラリスワークス(アップルワークス)、マックドローPro、クラリスドローなどのソフトウエアを販売していました。僕は個人的に、いずれもとても使いやすいと感じていました。しかし、現在まで生き残っているソフトウエアはファイルメーカーProくらいしかありません。
iWorkもなくなっちゃうかも知れない、、、と思いつつ、値段(9800円)と かつての使いやすかったソフト達の記憶に引っ張られて購入してしまいました。
購入後、どのくらい使ったかというと、、、、。仕事ではMicrosoft Officeとの互換性が完璧である保証がない限り使おうとは思いません。また、それをいちいちチェックするほど時間的余裕があるわけでもありません。結果的に、せっかくのiWork08も、個人的な文書を作る程度で、それほど使い込んでいるわけでもありませんでした。
でも、ちょっとずつ使っているうちにやっぱりもうちょっと使ってみようという気持ちがわいてきました。いじっていて何となく楽しいのです。
そこで、iWork08のKeynoteで初めてプレゼンテーションを作成してみました。使ってみると何となく懐かしい感じがします。確たる根拠はないのですが、オブジェクトの位置をそろえたりするときの使い勝手が、Persuasionという1995年頃のプレゼンテーションソフトにちょっと似ている気がしました。PowerPointに長い間違和感を持ちながらスライドを作ってきた僕には嬉しい感覚でした。
文字入力やその書式設定などはPages、グラフ作成などはNumbersに、オブジェクトの配置などはiWebに似ています。当然ながら、その全てに共通する部分もたくさんあります。ですので、どれか一つを使い始めれば、他のソフトウエアに慣れるのも比較的楽なのでは、、、と思っています。こういった統一感のあるユーザーインターフェースには好感を持ちます。
また、Pagesはワープロソフト、Numbersは表計算ソフト、Keynoteはプレゼンテーションソフトでありながら、ドローソフト的な使い勝手を感じます。 文書を作成する際に、ソフトウエアが文書や表からグラフィックの方向にはみ出ている感じがする点で面白いと感じます。僕が持ち合わせていない創造性を刺激してくれるような気がします。
また、用意されているテンプレートや、動画の効果などはいかにもAppleのソフトウエアらしく、派手で美しいものです。プレゼンで、そういったところで目をひこうとするのは、僕自身は邪道だと感じることもあるのですが、きれいなテンプレートがたくさん並んでいると、使いたくなるのは人情というものです。
時間がない中、楽しみながらプレゼンテーションの作成ができたのはKeynoteならではの美しさ、愉しさによるところが大きいと思います。
残念なのはスライドを配付資料としてプリントする時、各スライドがページの左端一列に配置されるレイアウトしかない事です。このため資料の絵や文字が小さくプリントされてしまいます。パワーポイントだと、同じ枚数のスライドが一ページ全体に配置されるレイアウトがあり、こちらの方が見やすいと思います。
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