詭弁
期限切れとなった揮発油(ガソリン)税の暫定税率についての政治家の発現で気になる議論があるようなのでちょっとヒトコト言いたくなりました。「気になる議論」というのは下記のようなものです。
『ガソリンの税金を安くしてガソリン消費を奨励しているような結果となっている。環境サミットを開催する日本が温暖化を促進するような政策をとるのはマズいのではないか。』
正直言ってそれは詭弁だと思うのは僕だけでしょうか。
揮発税率をもとに戻した時、いくら一般財源化する、といっても同じ政党内に「道路の建設や維持ができなくなる。」とのたまっておられる方もいるのです。やっぱり自動車が走る道路建設が再び始まるのは間違いなく、歩道を整備する訳ではないでしょう。一般財源化というのは環境保護の財源とするという話ではないはずです。
ガソリンが安くなったってそれによってガソリン消費が何割も増える事はないですよ。多分ですけど。ことこの件のみに関して言えば、道路をつくっちゃうのなら長期的に見てガソリン消費量は、あまり変わらない気がします。
CO2削減は大切かもしれませんが、それはそれで一つの議題として扱うべきだと思います。CO2削減のための道具として税率を使うのはいいでしょう。でも、税収維持のための詭弁の道具としてCO2削減の話を使うのはどうかと思います。
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