エリツィン氏に日本人の愛人が、、、
『エリツィン大統領に日本人の愛人がいる事が判明しました。その名もエリちゃんです!』
『携帯電話の小型化が止まりません!ついに耳と口が届かなくなってしまいました!!』
何年前の事であったか忘れましたが、こんなニュースが流れた事がありました。FM放送局 J-WAVEの朝のワイド番組、GOOD MORNING TOKYOで 当時、番組ナビゲーターをしていたジョン・カビラさんが4月1日のオープニングで絶叫したhead line ニュースでした。
最初一瞬耳を疑った後、日本でもエイプリルフールにトンデモニュースを報道する様になったのかと思い、朝から一人でにやけていたのを思い出しました。
先週末、本屋で「世界のエイプリルフール・ジョーク集 (中公新書ラクレ 271)
」という本を見つけたときのことです。
と言うわけで、この本を思わず購入し読んでみました。エイプリルフールの起源や歴史なども紹介され、気張らずに読めて結構面白かったです。
日本のエイプリルフールの歴史は、1955年に始まっているそうです。もう半世紀以上も続いているのですね。そしてこれまで朝日新聞がなんどかエイプリル フールの記事を気合いを入れて作成し、クレームなどで挫折した事、いまは殆ど東京新聞の独壇場となっている事、などはとても興味深く読みました。
本書で紹介されているものの殆どは僕の記憶にありませんでしたが、一つだけ印象に残っているものがありました。ずいぶん前の事です。当時僕は、学生で水泳部に所属していました。その部長だったIU君と「スゴい広告だ」と話した事を今でもハッキリと覚えています。
それは1990年4月1日の新聞各紙に掲載された「としまえん」の広告です。「史上最低の遊園地」と銘打ち、「各方面から非難殺到!」「不快!!」「ただ 回るだけ。がっかり新マシーン」「乗ったと思ったらすぐ終わり」といった言葉が広告全体にちりばめられ、子供達は「パパー早くお家に帰ろうよ」とべそをか き、お父さんは広告の中央で「来るんじゃなかった!!」と苦しげに頭を抱えています。
ずいぶん思いきった広告ですが、そのインパクトの強さは忘れようにも忘れられません。
それから十数年の時が過ぎた、2004年の話です。読売広告大賞20周年の記念イベントがひらかれました。そこに招かれた広告制作者のトップランナー6人中、4人がこの広告を新聞広告の個人的ベストワンにあげたとの事です。すごいですねぇ。
本書では、そんなエイプリルフール・ジョークが満載です。
ただ、一冊まるまるトンデモニュースばかりだと、最後には食傷気味になってしまいます。真剣に読む気はしないですね。正直言って。ま、ジョークの本ですからね。かるーーく読みましょう。
一生懸命読むのは、年に一回、「今日はどこにどんなトンデモニュースが掲載されているのだろう?」と遊び半分で新聞を楽しむくらいの頻度がちょうどいいのでしょう。
また、作者の鈴木拓也さんのブログでは本書にも収録されていないジョークが沢山紹介されているようです。
ウィットに富むジョーク(ユーモア)が世にあふれるとトゲトゲしさが和らいでよいと思います。
年に一度、そんな事を思い出す日が必要な世界になってしまった、、、、そんな気もします。
今日は東京新聞を買って読んでみましょうか。
| 世界のエイプリルフール・ジョーク集 (中公新書ラクレ 271)
著者:鈴木 拓也 |
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