イチロー選手のインタビュー
イチロー選手、すごいですね。メジャーリーグ オールスター史上初めてのランニングホームランでMVPですか。それについては僕があらためて言う事もないと思います。
僕が強く感じたのは、マスコミに対する対応の仕方でした。質問のあしらいも、彼が単に上機嫌だったと言う以上に堂に入ったものでした。
アメリカに渡った時にはマスコミとの関係は最悪だったように思います。たしかあの頃は野茂投手もマスコミに対してリップサービスをする事もなく、サッカーの中田英寿選手もマスコミとの関係が悪く、不機嫌なヒーローが世を席巻していましたね。
彼の変化は数年前から少しずつあるように思っていましたが、大きくイメージを変えたのはWBCだったと思います。
そして今は、インタビューでの質問をイチローが批評し、自分の答えたいように彼が答える、マスコミもそれを受け入れて、完全に下手に出てしまっている、という状況になっています。
渡米前は、マスコミの側も「この若造め、何を生意気ぬかすか」、という感じでしたが、メジャーリーグでの実績でマスコミの人たちをねじ伏せてしまった感じです。でもそれは 日本のマスコミに対してだけでなく、米国人記者の質問に対しても同様のスタンスだったようなので、イチロー選手自身の変化もやはりあるのでしょう。
一つの齢の重ね方を見ているような気持ちになりました。
« 言葉のどうしようもない重さ2 | トップページ | イチロー選手のランニングホームラン »
「スポーツ」カテゴリの記事
- 日本シリーズ どこにでもある考察(2013.10.22)
- 東京オリンピック最終プレゼンテーションの素人的感想(2013.09.14)
- 太田選手の涙(2013.09.08)
- 希望は知性に宿る(2013.01.23)
- 悔しい思い(2010.05.14)
コメント