ヤンキースタジアムでの野球観戦4
それぞれが勝手に応援するといっても、みんなが試合の流れを見ているので、ヤンキースがチャンスの時は盛り上がるし、タイムリーヒットが出ればみんな立ち上がって大喜びです。3歳ほどで野球のルールを理解していなかった長男も、野球場の雰囲気はとても好きで、見ているうちに少しずつルールを理解していきました。
それから、みんなで応援することもちょっとはあります。でもそれは一応ヤンキースタジアム主導です。ヤンキースが攻勢のときなどに、オーロラビジョンにメッセージが表れるのです。
それは手拍子を促すものだったり、「Make noise!」というメッセージだったりします。この「Make noise!」は相手ピッチャーの集中力をそらすためなのだと思いますが、最初はどううるさくしたら良いのか戸惑いました。でも、そのうち何となく、いい加減な声などを上げたりすることに抵抗がなくなります。これが結構快感だったりします。
また、攻守交代の時間帯に繰り広げられるえエンターテイメントもお決まりなのですが、楽しいものです。それには次のようなものがあります。
Young Manのパフォーマンス :5回終了時に、グラウンドキーパーのおじさん達が、「ヤングマン」の音楽にのって整備をします。と中のYMCAのところでは、トンボを地面において「ワーイ エム シーエー」とポーズをとります。子供達もみんなで一緒に「YMCA」。
観客のダンスパフォーマンス:日本でも似た様なのがありますね。6回くらいだったと思いますが、攻守交代の時間帯に、バイオリンで奏でられるカントリー&ウエスタンが放送されます。その音楽にのって激しくダンスをすると、オーロラビジョンに映し出されます。観客達は、自分が映っているのに気がつくと、一様に「ワオ!俺たちが映ってるぞォ!!!」とばかりにさらに激しく踊り始めます。
ここで映し出されるのは、多くの場合、ヤンキースのマークになっているYankees hatをかぶっている肥った男性です。でもこれが、毎回別人なのですね。なんでそんなに同じ様な人が何人もいるのか不思議なくらいですが、あまりにもお約束通りな感じがして笑ってしまいます。
TAKE ME OUT TO THE BALLGAME:7回表が終ったところで、観客がみんな立ち上がって「TAKE ME OUT TO THE BALLGAME」(「わたしを野球に連れてって」)を歌います。 みんなで背伸びをする時間だそうで、歌いながらストレッチをしたりします。なんともほのぼのとした曲調で、楽しい音楽です。
そのほか、回の合間にオーロラビジョンに映し出されるアトラクションには、地下鉄レースや、ヤンキースについてのクイズなどがあります。電車好きの長男は地下鉄レースがお気に入りでした。
試合が終わった後は、大混雑の地下鉄に乗って帰ります。このときばかりは日本の通勤電車なみのすし詰め状態です。 僕たちは、小さな子供連れであったこと、一度この帰りの地下鉄で財布をすられたことから、8回の裏くらいで球場を後にすることにしていました。
おかげで2003年7月17日には、松井秀喜のサヨナラホームランを見逃すことになってしまったのでした。仕方なかったとはいえ、今から考えても、無念でなりません。
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