残念というか複雑というか
学生相手の授業での事。 普通の授業とはちょっと違う、少人数でのディスカッション形式の授業でした。
この授業は、学生達が慣れてくると、司会も含めて全て学生主導で議論が進行します。学生はレポートを提出し、教員はディスカッションの参加状況や、レポートなどをみて評価する、というような形になっていきます。
今回はまだ彼らが慣れていない、と言う事で、担当教員である僕がディスカッションの司会進行を勤めました。
学生さんたちの態度が消極的であったり、非協力的であったりした訳では必ずしも無いのですが、司会をやりながら(自分としてはちょっとのつもりでしたが)いつのまにか語ってしまいました。
君たちに必要な事は何か。
君たちの歩く方向性はいかにして決めるのか。
知識よりも大切なものは何か。
みたいな事を熱く語ったつもりで、反応は「まあ多少は通じたかな。」と思いました。そして授業の最後に、評価基準を曖昧にしたままレポートの評価をするのはアンフェアだからと、教員に配布されている評価基準を読み上げました。
そのとたん、今まで眠そうにしていた学生さんも、わりと熱心に話を聞いてくれた学生さんも、ほぼ全員、身を乗り出して、突然、猛然とノートをとり出しました。
大学生なんだから、学校の成績なんかに振り回されなくてもいいのになぁ、とか、自分にホントウに必要な事はなんなのか、よーく考えて欲しいなぁ、とか思っちゃったりしました。
でも、確かに、僕なんかが言っても説得力が足りないことも事実なのでしょうし、彼らが正しいのかもしれませんし、、、。
なんだかとっても複雑な気持ちになりました。
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