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在外選挙1

 アメリカに滞在していた間、何度か日本の国政選挙がありました。

 2000年5月の国政選挙から、在留邦人も投票が出来る事が出来るようになっていましたので、留学中も選挙に行こうと思っていました。

 僕は選挙権を行使する事が、自分の権利であると同時に、未来へ向かっての義務であると思っているので、殆どの国政選挙で投票しています。今年は大きな選挙がある年と言われていますが、海外に住む日本人はどのくらい投票するのでしょうか。

 僕の経験は大分古いものになりつつありますが、2004年、米国留学中に経験した在外選挙の経験を化石になる前に一度振り返ってみたいと思います。

 まず、海外から国政選挙に投票する為には、国内の転出届を出した自治体の選挙管理委員会に在外選挙人登録を届け出なくてはなりません。ニューヨークの総領事館に行くと、この手続きに3ヶ月かかる、という事でした。2007年3月現在でも外務省のホームページには少なくとも2ヶ月かかると出ています。

 

僕の場合、2月上旬に申請して、在外選挙人登録票が手元に届いたのは6月中旬。登録は6月2日となっています。4ヶ月半もかかりました。選挙で投票するために半年も前から準備するなんて、政治家でもあるまいし、、、、と思ってしまいます。実際、僕は渡米後、2003年の衆議院選挙では、気がついた時には選挙が目前で、在外選挙登録をする時間がありませんでした。大体、このご時世で、こんなに時間のかかるサービスが存在しているのが不思議な気がします。

 選挙人登録をしていない在留邦人の方々の場合、夏の選挙の為にはそろそろ準備を始めないと間に合わないかもしれません。

 なんでそんなに時間がかかるんでしょう??国籍取得とパスポート1でも書きましたが、日本の国籍取得にも外国人から笑われてしまう程時間がかかっていましたから、日本のお役所仕事の標準的な所かもしれませんが。

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