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日米医療の違い19

 日米の医療の違いは、文化の違いという一言では簡単に片付けられないような様々な違いがあると思います。けれど、僕たちがお世話になったような医者として働くのであれば、米国の方がいいなぁ。

 日本の医者はとても忙しい上に、当直業務も時間外労働時間とは認められず、過酷な労働条件のなかで働いていますが、彼らの仕事はゆったりしているし、給料はずっと良いし(たとえば、当時インターネットで調べたら、消化器内科医の資格をとった一年目の医者の給料が1800万円くらいでした)。まぁ、そうなるまでにキビシい生存競争を生き抜かなくてはいけないようですし、訴訟の問題などもあるのでしょうが、、、。

 やっぱりあの人たちをみているとあっちの方がイイなぁ、と思います。(誤解のないように付け加えますが、これはあくまで非常に限られた一面を見ての、お気楽な感想です。心の底からそう感じていたら、今頃あちらで猛勉強していた事でしょう。)

 一方で患者の側からすると、皆保険制度をはじめとする日本の医療制度は、改善すべき所は多々あるとしても、アクセスのしやすさ、コストへの配慮、医療の平等と言う建前論に終わりそうなスローガンをそれなりに現実のものとしようとしているあたりなど、そんなに悪くないと感じました。

 現在の保健医療は制度改革無くして立ち行かない事はどうも事実のようです。また、医療制度改革により、多少の混乱が起こる事はさけられないのかもしれませんが、それによりどのような将来となるのかを、わかりやすい形で示して欲しいと思います。間違っても「ゆとり教育」のように、後になってから担当大臣が「間違ってました。すんません。」とか謝って結局だれも責任を取らない、なんて事がないように、、、。

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