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それでも日本人は戦争を選んだ

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

4年位前に一度読んだのですが、改めて読み直しました。

とても内容の濃い本だと思います。

大学の先生が中学生、高校生に講義した5日間を一冊にまとめたものです。歴史に詳しくなくてもわかりやすく、語りかけるような口調で様々な視点からの歴史が語られます。

読んでいて改めて思ったのは、為政者が戦争をしたくて戦争を叫んでも、おそらく戦争にはならない。でも、自分たち(の国)を守るためには他に選択肢がないという前提で話をすると、戦争することに説得力がでてきてしまう、ということです。

でも、その前提は疑ってかかる必要があるように思います。

戦争になるとき、双方とも、正義は我にあり、と思っているはずです。米国が第一次世界大戦に参戦する際のスローガンは「デモクラシーが栄える世界にするための戦争」「戦争をなくすための戦争」であり、対するドイツ・オーストリア側は「民族的存立を防衛するための戦争」だったそうです。

(こじつけであろうとも)外に向かっては戦争を正当化するロジックが語られます。それが何かの理由で説得力を持つとき、世の中は動き出すようです。

一方で、昭和の始めの日本に「日本は戦争をやる資格のない国だ」と断じた軍人がいたそうです。水野廣徳という人。彼のロジックは以下のようなものでした。

日本が島国で領土的な安全が滅多な理由で脅かされることがないならば、日本の国家としての不安材料は経済的な不安だけだろう。外国との通商関係の維持が日本の国家としての生命線であるはず。ならば、それは他国に対して日本が国際的非理不法を行わなければ保証される。日本は武力戦には勝てても、持久戦、経済戦には絶対に勝てない。ということは、日本は戦争する資格がない。

現代にそのまま当てはめることはできないかもしれません。でも逆に当時の日本で、軍人の立場で、こんなことを考えて文章を発表するなんて、なんと腹の据わったことか、と思いました。

こういったことは、多面的に見ること、性根を据えて議論をすることが大切だと思います。

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