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スエズ運河を消せ

今年は新書でない本を読もうと思って読書をしてきました。理由は特にありませんが、いかにも「読者が飛びつきそうな企画」ですね、という感じの新書を読みすぎて、やや食傷気味だったからかもしれません。

で、今回は「スエズ運河を消せ―トリックで戦った男たち 」を読みました。かなり分厚くて読み応えがありました。

秀吉の墨俣城や石垣山城のような偽装を始めとする様々なトリックを用い、第二次大戦の北アフリカ戦線で活躍したというマジシャンの話です。

マジシャンの名前はジャスパー・マスケリン。マジシャンの家系に生まれ育った彼は、戦闘の神様と言われたロンメル将軍率いるドイツの精鋭部隊を相手に苦戦するイギリス軍に加わりました。

最初は相手にされなかった彼は、実績を積み上げ、徐々に大きな仕事を任されていきます。

そしてマジックギャングと呼ばれる仲間たちと港を移動させたり、スエズ運河を消したり、「戦艦」を海に出現させたりと様々な作戦を成功させます。

ギャングのメンバーはやさしい学者のフランク、無口な画家のフイリップ、遊び人のマイケル、堅物のジャックなど、それぞれ個性的で物語を彩ります。

クライマックスは最後の「バートラム作戦」でした。

イギリス軍が南から総攻撃をかけてくると思わせておいて、北側から総攻撃をかけることにより、ドイツ精鋭部隊を分断するというもの。バートラム作戦の効果もあり、最終的にイギリス軍はこの戦いに勝利します。

彼が「戦争に参加したい」と思ったのは何故なのか、本書に描かれる彼なりの戦争参加を通して、彼が何を得たかったのか、何を得たのか、というところには重たいテーマが隠れていそうにも感じます。物語はそこに焦点を当ててはいないので、歴史小説的な感じで楽しく読めました。

人は見慣れているものには注意を払わないので、細かい変化を見過ごすようになってしまうのですね。場合によっては、見たいと思ったとおりに見えてしまうことすらあるのだということがよくわかりました。

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