海外でのiPhone (Softbank)使用法を自分なりにまとめてみた
以前、iPhoneを海外で使って、設定を誤り、20万円を超えるデータ通信料金を請求された人がいるという話を聞いたことがあります。この話のインパクトがあまりに大きかったので、これまで海外でiPhoneを電話、インターネットデバイスとして使うことに躊躇していました。
でも、折角のスマートフォン。使わない手はないと、最近2回の海外出張では恐る恐る使ってみました。そこで学んだiPhoneの使い方を自分なりにまとめてみました。
僕の思うiPhoneの機能は大きくわけて3通り。
3通りとは
① 携帯電話
② インターネット端末
③ 音楽、カメラ、その他アプリのデバイス
の3つです。
どの機能を使うかによって、海外では4通りの使い方があります。③はどの使い方でも料金が発生することなく使えるので考えなくても大丈夫です。
その4通りは次に示す通りです。
1) 電話もネットも使わない。「機内モード」
2) 全部使う。ネットは携帯の回線を使う。
3) 電話は使うが、原則としてネットは使わない。
4) 全部使う。ネットはwifiを使う。
1)の場合、通話、SMS、Internet、e-mailなどの通信料金はいっさいかかりません。カメラ、アプリ、音楽プレイヤーとしては使う事が出来ます。
「トップページ」➡「設定」➡ 「機内モード」と進み、「機内モード」を「オン」に設定して使用します。
この使用法は、実際、飛行機の中でiPhoneなどを使用する場合に必要になります。使っていると必ず客室乗務員から確認されます。
2)の設定の仕方を間違えると、高額の通信料金が発生する可能性があります。iPhoneが勝手にメールをチェックしたり位置情報をインターネットから取得したりするのです。
ただ、以前よりはリスクが減りました。Softbankでは「パケットし放題」というサービスを申込不要で自動的に使えるようになったためです。料金は、25MB以上の通信をした時、一日2980円かかります。(auはわかりません。)
ちょっとだけ注意した方がいいのは、この料金は日本時間計算されるため、日本の日付が変わると二日分の料金を請求されることになります。まぁ、 毎日使い続けるのであれば「トータル滞在日数+1日」ですむと思いますが、その場合は4)の使い方がいいと思います。
2)の設定の仕方は下記の通りです。
まず、「トップページ」➡「設定」 ➡「一般」➡「ネットワーク」と進み、「データローミング」を「オン」にします。
そして「トップページ」➡「設定」 ➡「キャリア」 と進み、「海外パケットし放題」の対象キャリアを選びます。
この「海外パケットし放題」の対象キャリアは国によって違うので、「世界対応ケータイサービスガイド」で確認する必要があります。この「ガイド」は羽田空港のソフトバンクでもらいましたが、ソフトバンクの正規代理店にはおいてあると思います。
また、対象キャリアと異なるキャリアが選択されている場合は警告のSMSが届きます。
ただ、イタリアで使ったときには、対象キャリアを選択していても、いつの間にか対象外のキャリアが選択され、SMSが届くコトが何度もあったので注意が必要だと思います。
3)と4)のiPhoneの設定は基本的に同じです。
どちらも、
「トップページ」➡「設定」 ➡「一般」➡「ネットワーク」と進み、「データローミング」を「オフ」にして使用します。
3)は、Internet、e-mailなどのパケット通信は使いたくない。でも、カメラ、音楽に加えて、通話、SMS(受信無料)は使いたい、、、、という場合です。
メールアプリなどを立ち上げると、「データを取得できません」とか、いくつもメッセージが出てきますが、電話の受け応えと、SMSは使えるようになります。ただし、送信には100円/70文字相当の料金がかかります。受けるののはタダです。
電話をかける時には、iPhoneのアシスト機能が起動したので、国番号などは入力せずにつながりました。
一方で、SMSを送信する場合は、アシスト機能が動作しませんでした。
このため、相手先の電話番号を
「+81 90 xxxx xxxx」
というように設定してする必要がありました。
またこの設定ではwifiをつかってインターネット接続ができます。
海外ですと、Mac Donald、Burger King、Starbucks Coffeeなど、free wifiを提供しているところがあります。ここではこれを介してinternet接続、e-mail送受信などが可能になります。
「トップページ」➡「設定」 ➡「一般」➡「ネットワーク」と進み、「Wi-Fi」から wifi ネットワークを選択します。所によっては有料です。
これでは非常に限られた場所でしかネットにつなげません。あんまり「モバイル」じゃない。
そこで先日のサンフランシスコ出張に際しては、羽田空港でモバイルwifiルータを借りて行きました。これだと一日1200円の料金でwifiを介し、どこでもネットにつなぎ放題です。
最初にレンタルショップでwifiにつながることを確認し、教えてもらいながらパスワードなど入力しておけば、その後は何の問題もなく使えました。
これで何がいいかと言うと、観光ガイドやグルメ情報、地図情報がどこでも取得できることです。
実際、iPhone、iPadのMAPアプリを使って現在位置、目的地、道順などを確認できて、大変便利でした。
知らない土地に行った時にこれは大変心強いです。
1台のモバイルwifiで5台迄まで接続可能でなので、同行者とそれぞれにネット接続ができることもとても良いです。
不満点は二つ。wifiルーターの電池が4時間程度しか持たないこと。
それからレンタル料金を一日分長く支払わねばならないことです。これはレンタル料金は借りてから返却する迄の日数だからです。例えば、今回三泊五日で五日分の料金を支払いました。これは2)の「パケットし放題」と同じです。日付変更線を超える限り仕方ないですね。
羽田空港でレンタルのお店は出発ロビー(3階)の左端にありました。
返却は借りた場所(羽田空港の出発ロビー)のポストに入れるだけです。長旅の後の返却はとてもめんどくさいのではないかとも思いましたが、実際にやってみると、そう大変でもありませんでした。
自分的にはこのモバイルwifiルータのレンタルは、上記の不満点を凌駕するくらい便利でよかったです。多分、これからも利用する事になると思います。
あくまで個人の経験を中心とした備忘録的内容です。料金は使用環境やiOSのバージョンなどにより異なる可能性もあると思いますので、実際の使用にあたってはあくまで参考程度にとどめ、よく確認した上使用していただくようお願い致します。
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2013年11月の米国出張での使用経験を下記にまとめました。
http://nobu1020.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/iphone-e8d8.html
投稿: Nobu | 2013年11月11日 (月) 08時03分
本日10時からお世話になった佐藤です。
私もソフトバンクですが、携帯電話の使い方をお勉強させていただきました。
こちらの記事ではないですが、人との繋がりを軽んじるなという記事が印象的でした。
私も、病にかかり人との繋がりは大事だと、今になって気づきました。
また、よろしくお願いいたします。
投稿: 佐藤 | 2016年3月25日 (金) 21時28分
佐藤さま
最近フィードバックが遅くなっており、大変申し訳ありません。
好意的なコメントありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: Nobu | 2016年4月 9日 (土) 22時55分