”言葉力”で人を動かす
「ジョブズ VS. 松下幸之助 ”言葉力”で人を動かす #アスキー新書# 」を読みました。
60歳近く年齢の離れた二人の著名な起業者の特質をエピソードを交えつつ比較した本です。すごすぎて立派すぎて、でも歴史の偉人伝として読むにはちょっと身近すぎて、読みながら斜に構えてしまった部分もありますが、興味深かったです。
あとがきには時代、国の違いがあるにもかかわらず、おどろくほど似ているところがこの2人にはある、と書かれています。
共通点らしきものは確かに色々書かれていましたが、最も共通していたのは、やっぱり題の通りで、「言葉の持つ力」だと思いました。
かつて故橋本龍太郎元首相が、リーダーとはと聞かれて、
「理想を語れること、そしてそれによって人を巻き込むことが出来ること」
という事を言っておられたと記憶しています。(正確ではないかも知れません)
この点で二人はすごいですね。
人の心を動かした言葉に加え、逆境に負けないエネルギーが満載です。
ただ、自分を含め皆がリーダーとなれるわけでもありませんし、その必要もないと思います。ですから、僕は彼らのまねをしようとも思いません。まねしてもどうせ同じに行くわけありませんから。
でも、何か理想に向かって進むことができれば、それは誰にとっても良いことなわけで、その理想が他人に提示されたっていいのだと思います。そういうリーダーの存在を感じられる人は幸運です。
リーダーでない人たちに必要な事は、その「理想」を自分の理想とすることについての妥当性を見極める事だと思います。
そんなことを思っていたら、スティーブ・ジョブス氏が肝移植手術を受け、復帰したと言うニュースを見ました。原因疾患、病状など詳しいことはわかりませんが、大手術から立った2ヶ月です。素晴らしいことです。
「『今日が最後の日だったら』と思いながらと毎日を過ごしていけばいつかそれが本当となる日が来る。」と語り、自らが膵臓がんと診断され、死と向き合った時の事を語ったスタンフォード大学での伝説的なスピーチからまだ5年も経っていませんが、再び 'To the edge and back' を成し遂げました。
ジョブス氏が再びスピーチができるほど元気になって、僕たちに新たなメッセージを発してくれる事を願います。

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